竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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久々にアントレ編集部に「喝!」という話

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こんにちは。

 

 

株価の方は底入れしたのかこの3日間底戻してますが果たして?竹村です。

先週末から今週初めの下落ぶりは、リーマン・ショックの初期以上に世界連鎖してる感じもしますし、発端となっているお隣の中国、そして中国政府の市場介入がかなり常識はずれなところもありますので、まだまだ予断は許さないでしょう。

 

 

まぁ、株価がこのままアヤシイ状況が続けば、またアベノミクスから何らかの施策が、こうじられることは間違いないとは思いますが、ある意味その期待での戻しですから…それもこのジム・ロジャーズのインタビューを読むと、さらに「その先」をみてお金を動かさないと、ということになりますね。

 

president.jp

 

もし私が日本の若者だったら、外国語を習得して日本脱出に備えます。もしくは、カラシニコフ銃を手に立ち上がり、革命を起こそうとするかもしれません(笑)。

 

単なる冗談、と聞き流せない部分もありますね。

そして、これもこのところずっとロジャース氏が言い続けてることですが、

 

日本に骨を埋めるつもりなら、農地を買ってトラクターを運転できるようにもなってください。これからは農業の担い手が不足するので、食糧を生産できる人の将来は安泰です。かなりのお金儲けが期待できます。中国語の勉強と同じで、ライバルが少ないうちに始めれば、15年後に農家として大成功したあなたのもとに「ここで働かせてください」と言ってくる人が現れますよ。

 

農業、農業です。

しかし、この説通りになれば、金持ちや能力が高い&フットワークが軽い層は日本を飛び出し、人口が減り経済成長なんか止まった国で、食い物をつくっている人は食うに困らないから強い、という…なかなかシビアな未来ですね。

 

 

さてさて、ブログで書きますよ、といって書いていなかった、「エコランドリー・マンマチャオ」の雑誌アントレへのFC募集広告の件です。

本日朝、ほぼほぼ決着しそうなところまできました(笑)。

 

 

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ホントはこの、
 
コインランドリーで起業できますか?
 
というメインコピーでいきたかったんですが…
 
 
アントレ編集部からの「この企画カラーページのコンセプトからズレている」という指摘で没。起業をしようとする方が手に取る雑誌だからこそ「起業できますか?」というメッセージががはえる、と考えたわけですが、仕方ありません。
 
 
 
結局は、
 
まだ会社はやめないでください!
 
で妥協しました。
 
 
 
が、これについても編集部から、
 
副業を選択肢に入れませんか? 
 
のほうがわかりやすいので、変更しませんか?と言ってきました。
それじゃななんのインパクトもないじゃないですか!起業しようかと鼻息荒くページをめくる人たちに「副業を選択肢に入れませんか? 」なんて言葉じゃ全く響かないでしょう。おそらく、このアントレ編集部の方というには、広告的キャッチコピー、というものを学んだこともなく、関心もないんでしょうね。広告上手の「キャッチコピーのリクルート」のグループ企業で働かれているのに、そういう方もいrんですねぇ(笑)。
 
 
 
 
こうして掲載広告の原稿のやりとりをしていると、アントレの編集部、というのは、掲載広告についてどういう方針で審査しているのか?首をひねりたくなることだらけですね。
 
 
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悪意はないと思うのですが、書き方として同業他社さんを貶めることになってしまうので 

 

これでNG、とは全く納得できませんね。要は、「コインランドリー1店舗では起業して家族を食わすほど儲かりません」と書いてしまうと、もっと儲かりますよ!と書いているコインランドリーの同業を「おとしめる」から駄目だ、と言うんですね。

本当のことを言ってバラしてしまうのは反則ですよ、他社と同じように「儲かりますよ」と書いとけばいいんですよ、ということでしょうか?

 

そんなスタンスでよくもまぁ「〜そのほうが読者に親切です」なんて言えたもんだと思います。

 

 

 

他にも、

 

今は公的融資(日本政策金融公庫など)が今現在、たいへん借りやすい状況にあり、大きなチャンスなのです。過去と比較して極めて少ない自己資金でコインランドリー事業を始めることが可能です。

 

と書いたら、

「事実でしょうか?根拠、データはありますか?」

とくるわけです(笑)。

 

編集部の方というのは自分のところで主催している発見!比較!納得!『アントレ独立開業ツアー』 - アントレnet の内容とかは全くご存じないんですかね。このセミナーで政策金融公庫の担当者が、過去にない条件なのでいかに今がチャンスか、毎回喋ってるじゃないですか。

新聞や雑誌にも同様のことは喧伝されているわけです。まぁ新聞や雑誌なんて全く読まなくても生きてはいけるわけですが、そういう方が編集部で審査的なものをされるのは勘弁して欲しいですね。

 

 

他もまぁ、こんなのが3つ、4つ、書いてたらきりがありません(笑)。

 

 

しかし、考えてみれば、アントレのスタンスというのは、昔から、あいも変わらず、であるわけです。それに対して文句をつける竹村のスタンスもあいも変わらず、です。

 

2011年の11月のメルマガで、アントレのあまりにひどい記事を批判してます。

http://archive.mag2.com/0001005201/20111120140000000.html

 

近頃の「アントレ」は正直こんなもの、なんですが、
今、ひとつのプロジェクトでかかわっている、「学習塾業界」に関する記事、ということもあり、ここは、大きな「喝」を出したいと思います。

 「誤解だらけの塾業界」

というタイトル付けは、いい切り口なんですが、

正直、

 「この記事自体が誤解だらけ」

なわけです。

 

アントレはフランチャイズ業界ではひとつの権威、ではあるわけでもう少しキチンとやって欲しい、と思います。

このアントレ編集部のスタンスを例にして、フランチャイズと加盟募集広告の関係、について次のメルマガで書くつもりです。

 

 

本日はこんなところで。