宮崎駿監督の引退会見に「世界に通用するモノ」を考える
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
とにかく五輪が心配、皇太子外交ってそんなに効果があるのか?竹村です。
本日午後は少し時間がありましたので、これをじっくり観ました。
宮崎駿監督、なんとも凛とした72歳です。
自分に厳しく生きてきた感が風貌から伝わります。
ルパンの「カリオストロの城」は竹村が中学生の時に公開されたわけですから、72歳というのはスゴイ。仕事は継続、積み重ね、ですね。
やはり会見では、
「自分は児童文学からこの世界に入ったので、
子どもたちに向けて、
この世は生きるに値する
というメッセージを全ての作品に込めてきた。」
というフレーズが刺さりました。
明日の新聞などではここが見出しになっているでしょうが。
あと、宮崎監督引退、高畑監督も次作が最後とのことで、
「今後のジブリはどうなるのか?」
の質問に対し、
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と答えられたのが印象的。 「後は次代に託します」とか「かえってやりやすくなりますよ」なんて言い方ではなくて、丁寧に言葉を尽くすのが宮崎流ですね。 あと、個人的には「いちばん心に残る作品は?」の質問に、 ハウルの動く城 と答えたえるのも、宮崎監督のクリエーターとしてのプライド、みたいなものが感じられました。 会見で配られていた「引退の辞」全文はコチラ。 宮崎駿監督【公式引退の辞】全文 「長編アニメ」からは引退、でもまだまだ仕事はするぞ、という感じですね。「上の重しがなくなるのだから、こういうものをやらせろ、という声が出てくるのを願っています。そういうのがなければ、何やってもだめですよね。それをできる人がいるのかということにかかっています。今ジブリにいる人の意欲、希望、能力で決まるのだと思います。」
これが50年仕事をしてきた方のセリフですから。 宮崎駿監督は、世界の「ミヤザキ」です。 村上春樹、以上に「世界」です。 子どもから大人まで、ですから。 世界各国あちこちで「ミヤザキ」「ジブリ」の話ができれば会話が弾みまず。 アメリカのBarでは120キロはあるような巨漢の黒人が「I like トトロ!」といってビールをがぶ飲みしてました。ここで「ネコバス」を知らない、なんてことになったらJapaneseを疑われます。 カンボジアの孤児院の子どもたちもみんな「ジブリ」知ってます。 これが「文化」というものです。 日本式フランチャイズも「ジブリ」のように、全世界に日本がつくった「文化」として拡がれば良いですね。「日本式コンビニ」は確実に拡がってます。 「外食FC」だって、「塾FC」だってそれに続いて…多いに可能性あり、だと思います。 最後に、宮崎監督に敬意を評し、「カリオストロの城」から言わずと知れた名場面。 ルパンが「今はこれが精一杯!」と手品を見せるシーンですね。 一本のバラに国旗がズラリと続くところがイイわけです。 これで「どろぼうさん」はこのクラリス(ナウシカにしか見えん、という声もありますが…)の心を盗んでいったわけです。 本日はこんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。土曜日を休めるようになるのが夢ですが、そうなるかどうかは、まぁ、やってみないと判りません。
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