ゼンショーHD「世界一」目指しての中期経営計画
竹村義宏のフランチャイズBlog
おはようございます。
バレンティンは今日56号!の気がしますね、竹村です。
ま、たとえ今日打てなくてもローズやカブレラの時と違い20試合も残ってるわけですから、歩けせ続けるわけにはいきません。時間の問題、です。
さて、本日の日経本紙朝刊「中期経営計画」のコーナーにゼンショーHD。
自力で大量出店、世界で稼ぐ ゼンショHD
11年にマクドナルドを抜いて日本の外食TOP企業になり、その後も店舗展開としては伸び続けている印象です。もちろん、アベノミクスの「円安」政策により収益には「逆風」が吹いてますが、それによって「成長」を止めてはいません。
もともと吉野家の経理にいた小川賢太郎社長が、弁当屋を創業した時から日本一、どころか「世界一」を目指していたと企業ですから、「逆風」程度では揺るがないのでしょう。
記事の見出しのとおり、この中期経営計画では、
現在5%の海外売上高比率を27%にする
のが目玉ですが、これは「牛丼」でかなり達成可能なはずです。
Wikipediaによれば、社名の由来は
「全勝」
「善意の商売」
「禅の心で商売」
の3つ、とありますが、イメージとしては「全勝」でしょうか。
ゼンショーは「フランチャイズ戦略」はとってこなかった企業です。買収した「なか卯」には元からのFC店舗が存在しますが、これまでの沿革でフランチャイズという仕組みを活用した実績はありません。
ただ、その代わり、
「買収・提携」によるノウハウ吸収
を成長戦略としました。
成功して継続しているM&A以外にも、かっぱ寿司、スシロー、ウェンディーズな等など、短期で提携を解消した事例があり、そこからはしたたかに「ノウハウ」を吸収しているイメージです。
また、すき家を中心に「アルバイト」の活用において「アルバイトは個人事業主」である=業務委託、請負契約をしている=労働基準法とは無関係、という解釈で多くの軋轢を生み社会問題として取り上げられました。
しかし、そこは社会革命家として元は労働者の味方だった小川社長、全く自説、方針を曲げず、のようです。(Wikipedia参照)
このアルバイト(?)雇用が収益に貢献しているのは事実でしょう。
あまりマスコミに出る社長ではありませんが、2年前のこのインタビューは「濃い」ですね。
専制君主でやる、責任も100%負う ゼンショーHD 小川社長>日経ビジネス
ゼンショーのビジネスが単なる「商売」の理屈ではなく、小川賢太郎社長の「思想」の上に乗っかっていることがよく分かります。
なかなかオソロシイ企業です。
こんなところで。
「人気ブログランキングに参加中!
ワンクリックが励みになります。
人気ブログランキングへ ツマミとして買ってみたい気がします…
人気ブログランキングへ ツマミとして買ってみたい気がします…
すき家 冷凍牛丼の具 10P () すき家 商品詳細を見る |