竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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本日は竹村の実家へ!40年前の商店街(茨城県取手市)の「今」

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こんにちは。 紅白後半42・2%、7年連続大台もW杯超えならず…年間1位逃す←今回の紅白はかなり良かった、と思うんですが…竹村です。

 

にしても、この記事読んで思うのは「そりゃW杯超えならず」なんて当たり前、42.2%だって異常な高さ、ということですね。こういう番組を半分近い家庭で年末行事として観ている、というのは日本人ならでは、だと思いますね。 紅白の視聴率の低迷なんて何十年も言われ続けている気がします。

 

ここに1983年にKAPPA BOOKS(光文社)から出版されてそこそこ売れた「十年後」(グループST著)という新書がありますが、そこに10年後に無くなっているもの、という予想が出ており、そこに「紅白歌合戦」が入ってますね。「共産党」も入ってますが、こちらもまだ健在、どころかこのところ好調! 紅白も30年前から、「なくなる」と予想され、でもなくならない、これはスゴイこと、です。

 

さてさて、ここまで長くなりましたが、昨日のブログで書いたとおり、昨日午後から茨城の実家に行き、親戚集まっての「正月の宴」に参加、一泊して帰ってきました。 竹村酒店!竹村の実家は酒屋です。

 

今は小さな店になりましたが、この地で商売を始めたのは江戸時代の終わりで、竹村が育った家の柱には「慶応○年」なんて書いてありました。 で、今から約20年前、その時点で一人息子が絶対に継がないことはわかってましたので、いつでも店を閉められるように小さくしたわけです。

 

しかし、そこからずっと店は閉まることなく、今や今年80になる親父が、まだやってます。これもまぁ驚きです。 正直「商売してる」と言ったらかなり語弊がありますね。上の写真ではシャッターが閉まっていて店の中の様子がわかりませんが、店が開いている時にいけば「商売をしていない」ことがわかります。 この店で買う人がいるとは思えませんから(笑)。 前回秋に帰った時、近所の人が野菜を抱えて入ってきて、ウチの親父が「○○ちゃん、これ持っててヨ!」と缶ビールを3本渡す…。「いや、かえって悪いねぇ」と持って帰る○○ちゃん(笑)。 これは商売とはいわないでしょう。物々交換、です。 しかし、消費税が10%、15%なんてなっていくと、日本中アチコチでそんなことも・・・と少し思ってしまいますね。

 

そして、竹村酒店の隣は文房具屋、なのです。 こちらはナント90歳のオバアチャンが、これまた一人で! ウチの親父がビールと筆ペンを交換してないか心配になりますね。 酒とか文房具とか金物屋とか、「腐らないもの」を扱う商店だけが、商売にはなってないが店を開けている、というのがこの商店街、です。←竹村が子どものころは本当に肉屋、さかなや、八百屋、というちゃんとした商店街だったのです。

 

ほとんど全ての店が閉じた、開けていても商売にはなってない、のですが、実は唯一向かいの「豆腐屋」だけが・・・ 商売繁盛中!です。 豆腐を中心とした商品を「移動販売」で売る、というやり方が大ヒットしたようで、ここ数年で一気に事業拡大。 今日は正月、三が日ですので流石に少ないですが、普通はこんな「移動販売車」が30台位並んでます。

 

創業文久二年「染野屋」 ↑↑↑いつのまにか、都内、静岡まで6営業所で移動販売車を使った宅配事業を展開。 移動販売車を用意し、そのドライバー兼販売員を個人事業主契約でう雇い、販売できた歩合制で報酬を渡す、というビジネスモデルのようです。 それが当たった、んですね。 しかし、30年前に、酒屋と文房具屋と豆腐屋の中で「どの商売がずっと儲かるか?」と聞かれて当てるのは難しいでしょう。 ただ・・・ 30年前に聞いても、「まずこの商売がずっと儲かります」と当てられるものもありますね。

 

それは・・・ 文房具屋・酒屋の隣、ですね。少し建物が立派です。竹村医院! 医者です。 もちろん親戚で、子どもの頃は同じ「竹村」なのにどうして隣に産まれなかったのだ、と神様を恨んだものです(嘘)。 まぁ、神のご加護で隣に産まれていれば竹村も医者になっていた可能性は高いですね。 冗談ではなく、世の中的にはそういうものです。 酒屋を息子が継ぐ確率と、医者を息子が継ぐ確率、なんて何倍も違うでしょう。

 

息子だってバカじゃありません。親父の仕事の「生産性」くらいは肌身で感じるわけです。 ということで、「医者」ってのはやはり魅力的な職業、なんですね。 (この話もしかしたらつづき、アリ)

 

本日はこんなところで。 明日はメルマガですね。