マクドナルドから「怪しげ」が無くなったら弱体化する、という話
こんにちは。 NYドルが一時$300安?竹村です。 年末商戦の小売売上が↓ということですが、解せませんね。原油安は確実に個人消費を押し上げるはずです。
さて、昨日ネットで見つけたこの記事は面白い。 マクドナルドが異常に叩かれている、もうひとつの理由 筆者は「マクドナルドの弱体化」を分析しています。そして大企業、有名企業の弱体化はマスコミの格好のネタだと。それは世間がそういうのが好き、だからですが。 まぁ確かにフラットに考えて「叩きすぎ」ですよね。
ただペヤングはマスコミが叩けば熱狂的支持者が擁護するわけですが、マクドナルドにはそれがないのも痛いところです。 あと、この記事で面白いのは「弱体化」の原因のひとつとして、 「怪しげな感じ」が無くなった ということをあげている点です。 ここは赤ペンチェック、でしょう。
日本マクドナルドの創業者である藤田田氏は「ダイヤモンドに限らず、怪しげなものは売れる」という明言を残した。人というのは、どうしても怪しげな光を放つものに惹きつけられるのでそれをビジネスに活用せよという意味のようだ。 確かに、マクドナルドもかつてはそんな光を放っていた。白塗りピエロのキャラクター、ドナルドをつかった「マックは子どもの味方」というあざといイメージ戦略、何が入っているの分からないハンバーガーなどかなり怪しげではあったが、それはそれで強烈なインパクトがあった。
「マック=健康に悪い」という万国共通のイメージをどうにか払拭するために透明性をアピールしようと、消費者の疑問にバンバン答えますという主旨で製法や成分などを積極的に公開したのだが、それがかえって逆効果になってしまったのである。
身体には少々良くないんだろうが、どうしても食べたくなってしまう、というところがイイ、というのも感覚的にわかる話しです。 たまになら、と思いながらついつい食べてしまう、というのがマクドナルドだった気がします。 「ちょっと怪しげな魅力」=嫌な人、合わない人もいると思うが、好きなひとはかなり好き、私もその一人。 というのが良いのだ、と思います。
マクドナルドの場合、カロリー気にしてビックマックとポテトのLのセットを食べる人はいないわけで。 マクドナルドに求める満足度とモスバーガーに求める満足度は根本的に違うわけです。 ということで 「ちょっと怪しげな魅力」から「怪しげ」をとってしまったらダメ、ということです。 これはちょっと覚えておいた方が良い気がします。
本日はこんなところで。 ちなみに大阪に向かってます。予定変更でとんぼ返り。