セブン鈴木会長辞任!? 日本型コンビニを発明しフランチャイズを変えたカリスマ!
こんにちは。
ショーンK問題で露呈したTV報道の価値とは? ホリエモン×ひろゆき(1/3) ←そんなもん、ですよね、竹村です。
確かに、
彼は「専門的知識」ではなく、「共感されるコメントを言えること」により、著名人として祭り上げられた
ということだと思いますし、それは結局テレビを見る側というのはそこを求めている、ということです。
だとすると、
長期的に見れば、TVは『頭の悪い人』『収入の低い人』『高齢者』しか見ないメディアになっていく
という結論?も納得いきます。
確かに竹村の周りを見回しても、頭のいい人はテレビをあまり観ない気がしますし、年収が高かい人ほど観てない気がします。反対に、高齢者は面白い番組がない、とか言いながらも観てますね。そして、子ども、若者もどんどん観なくなってる感じ。テレビよりYouTube、です。
竹村の世代はやはりテレビで育った世代なので、それなりに観る方な気がします。しかし、ニュース番組なんかは、そこで正しい報道がされている、とは思ってませんので、その報道のされ方、見せられ方に興味がある、というところ。なので、コメンテーターの発言も、ナルホドこういうコメントが受けるのか、みたいな興味、です。
個人的には「カンブリア宮殿」とか「ガイアの夜明け」の作られ感に耐えられなくなってきたのが数年前。そのへんから観方が変わりました。NHKのノンフィクション系やEテレ系には面白い番組もあるんですが。
とはいえ、ビジネス、商売というのは「頭の悪い人」「収入の低い人」「高齢者」なんかをお客さんにしなければ売上げが上がらない、のも事実。そちらの方が数としては多いわけで。少々語弊はある言い方かもしれませんが、大企業というのはカシコイ消費者ではなくカシコクない消費者にモノやサービスを売っている、と思います。
なので、例えば常に消費者の心の底、裏側までよんで先手をうってる感じのセブン&アイの鈴木さんなんかはテレビをみて世の中のはやりを研究するんだろうか、いやいや鈴木さんがテレビなんか見てる話を聞いたことない...なんて考えていたら、なんと昨日飛び込んできた突然の辞任報道!?
セブン 鈴木会長が辞任へ 混乱で引責 流通業界の“カリスマ”
会見の内容はこの記事が詳しいですね。
鈴木さん関しては昨年の12月に体調不良で入院したという情報がありましたが、その年明けには業績不振のイトーヨーカドー社長を叱りつけたら逆ギレ辞任された、なんて「らしい」出来事もあったり、でまだまだ鈴木会長!と思っていたところ。
なんで、全く予想もしていませんでした。
会見を聞いても本当のところ、は分かりませんね。伊藤家との関係がズレてきたこと、米国ファンドからの世襲についての指摘、などなど分からないではないですが、井坂社長が役員会で「自分一人でやってきた」なんて発言をしている図が全く浮かびません。
昨日のニュースでも冷やし中華?の試食品を差し出す井坂さんに「全くダメ」と叱りつけ、引きつり震え上がる井坂さん、みたいな映像があり、これぞカリスマ、鈴木さん、ですから。
鈴木さんは流通業界を変えた人でもありますが、「フランチャイズ」という概念を変えた人、です。
「コンビニ」という商売を発明して、開発、研究し続けていた方です。
そして「日本型コンビニ」というのは新しいフランチャイズ業態、として世界に輸出されているわけです。
会見は「最高益を出し続けている時に潔く引くんだ」、という言葉とは真逆の悔しさ、無念さが伝わってくるもので、83歳にして悔しさが湧き上がるところが、やはり大人物と感じました。
昨日はこの「鈴木会長辞任!」のビックニュースの裏で、もう一人、流通業界のカリスマ、ユニクロの柳井さんが超絶な決算下方修正を発表してますね。
国内海外全て不調という数字がズラリと並ぶ中、柳井さんはWBSのインタビューで「次にまた新しいユニクロの時代が来る」と不敵な笑みをうかべてました。
周りなんか相手にせず常に自己レコードを更新し続ける型の、セブン&アイの鈴木会長と比して、柳井さんの発想の原点は「一勝九敗」。
カリスマ経営者もさまざま、ですね。
本日はこんなところで。