ネットスーパーが迷走してたら全部Amazonにもっていかれるよ、という話
本日はこのニュースから。
「買い物弱者」とは近所にスーパーやコンビニが無かったり、あっても「高齢」で毎日の買い物に不便を感じている層、のことです。当然ながらどんどん増えています。子どもがいるのに両親共共働きで買い物にいく時間がない、というような家庭も増えているようです。「車」を所有しない家庭の増加、なかも影響しているでしょう。 その市場を狙って、ネットスーパーや移動スーパー、仮説店舗ビジネス等が進出している、という記事内容です。「伸びるに決まってる」市場ですから当然ですね。
ただ、「ネットスーパー」は現実にはなかなか上手くいっていないようです。売上、収益共に。
そこには様々な理由があると思いますが、竹村的には、取り組んでいるスーパーが、 「やはり店舗が基本、ネットは副次的なもの」 「店舗があってのネット」 という意識的な部分が大きいと思います。
リアルな店舗があるからネットでも売れると考えているわけです。 恐らく間違ってますね。 今にリアル店舗では商品だけ見て触って、ネットショップに発注する、なって層が出てきます。家電なんてそうなっているわけですから。
なので、この記事のトップニュースにある、「楽天」のネットスーパー参入は期待するものがあります。「楽天」ですからイオン、ヨーカドーのような「店舗主義」の呪縛はないと思うので。
「楽天」によほど頑張ってもらわないと、この市場は「Amazon」に席巻されると思います。Amazonをネットの本屋だと思ったら大間違い、確実に、「eコマースの巨人」になりつつあります。
化粧品、健康食品みたいな小物だけでなく、ソファーや家電までなんかの販売量を一気に伸ばしてますから。 日本中の高齢者がスマートフォンでAmazonから日用品を買う、なんて未来も想像できてしまいます。 高齢者を抱えて増え続ける「買い物弱者」層へのビジネスは、今後も将来の市場まで見越したシェアの取り合い合戦になっていくでしょう。 本日、竹村も今、脚光を浴びつつある、「高齢者ビジネス」のセミナーに参加する予定です。