同じ「フランチャイズショー」でも見方、感じ方、考え方は違います…
竹村義宏のフランチャイズBlog
おはようございます。
昨日のWBCキューバ対オランダ戦はビックリ、竹村です。
そして、起業コンサルタントの中山おさひろ先生のブログを見て、また少々ビックリ。
先日のフランチャイズショーについての記事が、このブログでの竹村の「見方・感じ方」と90度、いや180度違うところも。
「ブログ」というのはあくまで「個人の考え方」を発信していくメディアですから、様々な考え方があるのは当然ですが、正直、中山先生のブログを読んだのと、竹村のブログを読んだのでは、同じフランチャイズショーが「かなり違うもの」になっています。
中山先生は、発刊されている「フランチャイズの落とし穴」というメルマガタイトルからもわかるとおり、安易なフランチャイズ加盟に警鐘を鳴らしつつ起業相談をうけられている方です。
フランチャイズポジティブ派の竹村とは、「立ち位置」が違うわけで、見える景色も違う、という部分は確かにあるのでしょう。
中山先生の記事を「批判」つもりはありませんが、「何故これだけ違うか」は、ある意味読む方の「勉強」にもなるかと思い、以下少々レビューしたいと思います。
記事はコチラです。
フランチャイズショー初日の模様<起業の目 中山おさひろ先生ブログ
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90年代後半のFCショーは、法人の新規事業としてのFC参入、が中心でした。来場者も「法人」が多く大型の「外食FC」などを中心に、出展ブースも大掛かりなものでした。それと比べれば、ここ数年は完全に「個人脱サラ」、いわゆる「アントレ読者層」にシフト。早期退職でFC起業を考える、という方もどんどん増えていますので、確かに「年齢層」も高くなっている気がします。 正直、「90年代後半」の熱気と比べても…と思います。確かに参加者は多いのでしょうが、平均年齢も高かそうで、90年代後半の熱気はほとんどありませんでした。
これはそのとおりの部分はあります。コンビニ各社は場所取り合戦の「出店強化」のステージであり、新規オーナー獲得、既存オーナーの増店に必死です。その「必死さ」比で、人が集まっていないと、「元気がない」とうつるのかもしれません。 ただ、一方で、中山先生が「元気だ」というのが…元気のないのが、セブン、ローソン、ファミマ、サークルKサンクスのコンビニ各社です。本部は収益も上がって元気ですが、加盟店にはそのおこぼれがあまり還元されないこともあり、加盟希望者が本当に少ないのが目立ちます。今のコンビニの好調は、加盟店不足によって足元が揺らぐ可能性があります
竹村的に見れば、こちらの「元気」の方が危うい、ですね。 >>現在のビジネスが頭打ちでフランチャイズに新たな展開を~ これを安易にやるFC事業は過去失敗例が多いです。 収益は下り坂だが「知名度」はあるので、地方へなら、FCなら、まだまだ展開できるはず というようなのが「安易な考え」です。 そして、ココについての見方が正反対になりました。現在のビジネス展開が頭打ちで、フランチャイズに新たな展開を求める企業は元気です。ロッテリア、ファーストキチン、稲葉製作所などです。担当者も多く、そのうえ元気にPRを行っています。
竹村はこう書きましたから… >> 今年の飲食ブースはではココが一番人気。 話題性もダントツ。本部も今以上にフランチャイズに力を入れていきそうなので、このFCショーをきかっけに日本全国、地方年都市に店舗が広がるのでは。 >> 竹村が見たときにはご覧のとおり、お客様数で一番人気。 中山先生が見たときには、お客様が全然いない。 「時間帯」もあるんでしょうが… どちらを読むかで、180度違います。 この「東京チカラめし」の今回のFC展開をどうみるか? これについて意見が分かれるのは事実です。確かに見方によっては、先ほど書いた「本業頭打ちからのFC展開」という見方もあるでしょう。 ただ、それが「安易か、安易でないか?」 と言われれば、 竹村としては、居酒屋「金の蔵Jr.」のFC展開時と比して大いに可能性がある、と感じ、応援したい気持ちが強いのです。 「東京チカラめし」を食って、リスクをとって理想に挑戦し続けよ! まだまだ店舗により味にバラツキがあったり、完成の域、というお店ではないですが、「米国牛の輸入規制緩和」も迫っており、「安くて美味しい牛肉」の投入により、かなりの業態に仕上がる可能性もある、と思っています。 さてさて、 中山先生には、フードコートでは、東京チカラめしが出展していました。他の2店にはお客さんが並んでいたのに、ここだけはわたしが見た時間帯には誰もいませんでした
と見えた今回のフランチャイズショー。 竹村としての総括は、先日のメルマガに書いたとおり、です。 メルマガ「新フランチャイズ発想法」第169号 サービス業の小規模FCには今後も面白い業態が出てくる可能性を感じました。 やはり「立ち位置」というか「目線」が違うのでしょう。 恐らく、「東京チカラめし」は、 お客様が群がっていた時間帯もあり、それが引けて、お客様がいなかった時間帯、どちらもあるのでしょう。 で、竹村は沢山のお客様をみて「可能性」を感じ、 中山先生はお客様がいないのを見て「やっぱり」と感じる。 ひとつの情報がとらえる人によって、違う情報になり伝わっていく。 これは「ネット情報化社会」における重要な認識だと思います。 今回はここまでにしますが、その「本質」についてはまた書きたいと思います。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。フランチャイズ自体に、人気ビジネスがないため、全体的には今ひとつ盛り上がりに欠けている気がしました。
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