竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

フランチャイズ業界30年 FC専門家の情報発信。
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「昔FCは強かった…」オートバックスFC黎明期の話など

竹村義宏のフランチャイズBlog
おはようございます。 生暖かい強風が吹いている新浦安から、竹村です。 昨日は、横浜で竹村が月1回参加している経営者勉強会に参加。 この勉強会は何かテーマを決めて、準備して臨む、というようなものではなく、様々な事業をやられている方々が自分の仕事の「近況」を語り、そこから色々ディスカッションしていく、という勉強会。 一見、ゴールのない雑談のように見えますが、そういう中にネットやマスコミでは得られない情報、というのがあると感じ、竹村は毎月参加させていただいています。 昨日は、先週フランチャイズショーが開催されてこともあり、 「フランチャイズ」についての話が盛り上がりました。 現在2つの本部の加盟店として複数店舗を展開している社長からは、 「今回FCショーに出展したFC本部のうち5年後も出展しているところは何割だろう? 5割?いや8割なくなるかも。」 なんて過激な意見も。 どうでしょう? 8割はともかく、5割は「入れ替わっている」 というところでしょうか。 もちろん、 「私が関わったFCは全て残ってますよ!」 ということで。 そんな中で、オートバックのFCを初期から関わったK社長から、貴重な話が。 オートバックスのFC展開は1975年から。 40年近く前になります。 どのように「オートバックス」というFCが日本に拡がっていったか? というと、それは 「圧倒的な業態力」 だった、とのこと。 函館の店がFC1号店だったそうですが、その店が驚異的な売上を上げ、新聞、雑誌に紹介されて、この「大型カー用品店」という業態が知名度をあげていった、そうです。 そうなると、 各地での「カー用品」を扱っている店は、 「あんな店が近くに出来たらエライことになる」 という感じで、オートバックスにFC加盟していった、との話でした。 ナルホド、という話です。 これは、「昔話」です。 高度成長期真っ只中、の話ですから、そんなFCが今後出てくる、とは思いません。 ただ、 「昔、フランチャイズはそれほど強かった」 という歴史認識は大事だと思います。 で、時代が変わって、 フランチャイズは弱くなった、ではなく、 フランチャイズとしての新しい強み」 を持たねばなりません。 それが無ければ、「FCに加盟する意味」が無くなるわけです。 「FCに加盟する意味」考えることは大事です。 やや強引に言ってしまえば、 FCの仕組みによって、 売上を10%、15%上げてくれるから、 あるいは利益を倍あげられる仕組みがあるから 売上からロイヤルティを払っても、 価値があるのです。 オートバックスの時代はその「看板と規模」でお客様を集めるという「価値」があったわけです。 オートバックスに加盟すれば「売上が上がった」ということです。 月商800万の焼肉屋はいくらでもありましたが、「牛角」はそこから150万、200万利益を出すという仕組みがあり、それが「FCとしての価値」でした。 そんなことを考えながら、 3月27日発売の次号アントレのHero'sの広告が届きました。 もうお馴染み、FC1号店松田社長、です。 開業3年でこの数字。 少々儲かりすぎ(笑)な気もしますが、トップ加盟店はこのくらい  「飛び抜けた数字」 を出さなければダメだ、と思います。 そして、この  「飛び抜けた成功事例」 があることが、このFCに加盟する価値、だと思います。 竹村からこの「ヒーローズ」について聞いてみたい、という方はコチラから。 お気軽に。 個別指導学院 Hero's (ヒーローズ) 本日はこんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
人気ブログランキングへ オートバックスの創業者はこの住野さん。アメリカに行ってこんな店が日本でも流行るはずだ、発想から生まれた店です。
風土革命風土革命
(2010/02/20)
住野公一

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