「ふなっしー」の成功要因を考える~祝!ご当地キャラ初代王者!
竹村義宏のフランチャイズBlog
おはようございます。
夏休み前半のイベント家族旅行から戻りました、竹村です。
さて、旅行中のニュースからコレ。
とある理由から「ふなっしー」を応援している竹村です。
このブログでも、ブレイク前から何度か書きました。
そんな「ふなっしー」がついに、
ご当地キャラ総選挙2013
において初代王者に!
まぁ、アベノミクスが失速し、ふなのみくす!(笑)とまで人気を博していますので、当然といえば当然です。
新聞でも「ニュース」として記事に。
こちらは読売新聞、「京葉版」のトップ記事は当然としても、
全国版社会面にもこのとおり。
大したもんです。
さて、本日はこの「ふなっしー」人気について少し書いてみたいと思います。
フランチャイズや起業に何の関係があるのか?と言われそうですが、こういう一世を風靡するブームには、「何か」を掴むヒントがあるものです。
さて、この「ふなっしー」が何故これだけ人気を博したのか?
それは、一言で言えば、
他のご当地キャラ=ゆるキャラと大な違い
があり、
そこが面白がられているわけです。
具体的に言えば、
あの、
動き、ジャンプ と 喋り
です。
で、考えてみれば、それまでのご当地キャラというのは、あんな激しいい動きはできませんし、喋りません。
何故かといえば、理由はただひとつ、
中に入る人が一人じゃない
から、です。
何人もの人が入るから、です。
なので、ある人にしかできない特殊な動きはやってはいけませんし、声を出したり喋ってはいけません。
これが「公認」の、ゆるキャラなのです。
そこに、「ふなっしー」が、
個人が勝手にやっている、ゆるキャラ
として登場したわけです。
確かにあの「動き・ジャンプ」と「喋り」から、ものすごく運動神経が良く、頭の回転が早い人物が「中身」であることは間違いないわけですが、そんな人物がゆるキャラの中に入れば人気を博す、なんて「発想」でできたわけではないでしょう。
恐らく「中」に入っている人物も、「個人でやったら人気が出る」、そんなことを考えて始めたわけではない。
「個人でできるだろうか?」くらいは思っていた程度でしょうが。
「汚れたらどうするのか?」とか。
今の「ふなっしー」人気から、これからは「個」の時代であるとか、「非公認」が「公認」をやっつけて支持を得る、という「下克上ストーリー」を語り、「時代にマッチした」と結論付けるのは、やはり「後づけ」というものでしょう。
流行ってからなら何でも言えるのです。
むしろ、大事なことは、
「ふなっしー」というキャラは、
「ナンバー1ゆるキャラをつくろう」
なんて会議からは絶対出てこない、ということです。
「これまでのゆるキャラ常識を引っくり返すキャラを考える」
でもダメでしょう。
まずは「くまモン」の人気の秘密を分析から始めましょう、なんて感じでかえって「これまでの常識」に囚われてしまうのが普通です。
頭の良い人が一生懸命考えれば良いアイデアが出てくる、というものでないのです。
やはり、こういう「コロンブスの卵」的発想は、論理の中からではなく、突然変異的に出てくるのだと思います。
でも世の中には「誰でも思いつくことのようで誰も思いつかないこと」がまだまだ沢山ある、というのは「夢」のある話だと思います。
誰も考えなかった「一人でゆるキャラをやる」ということ。
で、やってみたら、
想像以上のこと
ができた。
その「想像以上のこと」がすべて繋がって上手く回り出す、んですから。
いつの間にか文字通りの引っ張りだこ、人気が人気を呼び、ついに頂点へ、ですから。
でも、
どの世界にも「ふなっしー」的なことは起こる
のです。
大企業がお金をかけたり、頭の良い人が会議したりからは出てこない「トンデモない」成功がアチコチで起こる。そんなのが楽しいですね。
本日はこんなところで。
本日お昼は、Hero's開業希望者の「融資決定」のお祝いランチです。
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