「Z会」の新海誠クロスロードCM、120秒バージョンは必見!?
こんにちは。
一夜開けてもまだまだ春の嵐が続く首都圏、竹村です。 いよいよ消費税5%最後の日。 特段何を買う、というのもありませんね。
昨日はヨーカドーで「必ず使って保存が効くもの」なんて少し考えましたが、「猫の餌缶」くらいしか思いつきませんでした。
そりゃ、トイレットペーパーとかもそうなんでしょうが、持ち帰るのがガサばるので、あえて何十円かのために今買う気にはなりません。ネットではプリンターのトナーとかは買いました。
そんな増税景気について、セブンの鈴木会長がご発言。
消費税8%、消費の現場は 平時に戻るか 6月見極め セブン&アイ・ホールディングス会長 鈴木敏文氏
鈴木会長の消費・景気分析は常に冷静な気がします。ちゃんとデータの「裏」を論理的にとる方です。 例えば、こんな。
「そもそもモノ余り、飽和の時代だからそう簡単に買おうとは思わない。百貨店の店頭ではアベノミクスなどによる資産効果があるから高額品販売が堅調だが、もしそれがなかったら力強さはまだない」
百貨店各社の売上は好調ですが、それは「一握りの金持ち」が高額商品を買っているからで、一般ピープルの景気はまだまだ、という見解です。 その鈴木会長の、「消費増税後」の景気の見極めポイントは、
「6月だ。8%の消費税に慣れて平時の消費活動に戻るのか、それとも拒絶反応を起こして生活防衛に走るのかが、明確にわかるだろう。賃上げの手応えの有無もこの頃にははっきりする。天候に恵まれて夏物商戦がうまく立ち上がればいい方向に行くとみている」
とのこと。 前回17年前の増税時には「消費税還元セール」が奏功し、業績をあげたヨーカドーですが、今回はその方向で勝負はしていません。その辺は、
「国がいろいろな政策でデフレ脱却目前の所まで持ってきたのに企業が率先してデフレを誘発するようなことはあってはならない。今までになかった商品は誰でも欲しがる。価格と価値の競争で軍配が上がるのは価値だと確信している」
ということで、勝機は「セブンプレミアム」を中心とする「価値戦略」にアリと。
このお爺さんは本当に軸がブレない。
価格と価値の競争で軍配が上がるのは価値 これはセブン&アイだけでなく、日本でビジネスを行うにはメインテーマでしょう。
竹村個人としては、教育評論家の和田秀樹先生が提唱している、 所得税と法人税率をUPしてその代わり「経費」を大幅に認める というのが、「確実に人々がお金を使うようになる」名案だと思っています。和田先生が言うようにサラリーマンにも経費を認めてしまえばいいのです。
そうすればタクシーにのって、もっと美味しい飯を外で食います。
とにかく貯金するのではなく、お金を使う人が増えなければ景気は良くなりません。
さて、さて、全然話は変わって、facebook上の投稿で知りましたが、この「Z会」のアニメCMはなかなかスゴイ! テレビで15秒とか30秒とかは時々目にしましたが、この120秒バージョンの世界はCMの域を超えています。
塾すら無い離島に住むメガネ女子高生と、コンビニでアルバイトしながら受験する男子高校生、という設定から、計算されているわけで。学校帰りに映像予備校に通うようなフツーの受験生、ではないのです。
「CMの域を超えている」といっても、この発想の原点はやはり「進研ゼミ」のダイレクトメールマンガでしょう。
本家本元が少々おかしな方向に行く中で、ライバル「Z会」がトンデモナクいい仕事してる、と思います。
冷静に考えて、新海誠テイスト全開!の恋愛妄想モノ、なんですから、 これでZ会に入るのか? という疑問は当然なんですが。
ただ、これは青春=α(勉強+恋愛)みたいな方程式の中で、けっこうベクトルが一致して、 Z会の先に夢を見る… という人(とくに男子)は多いと思いますよ。 微塵でもエ◯チなイメージが見えると全てが崩れるわけですが、そっちにはいかず健全な恋愛妄想だけ膨らませる、これぞ新海誠。
新海氏使ったZ会の勝利、ですね。
120秒でこれは見事!
薄っぺらい2時間の恋愛映画、なんて観てられませんっ(笑)
Z会と新海誠監督によるコラボレーションで受験生を応援します!
本日はこんなところで。