「フランチャイズは商売の最後のフロンティアだ!」という50年前に出た本
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
本日は建国記念の日で休日ですが...「円高」がトンデモナイことになってますね、竹村です。
アベノミクスの株高は円安政策によるところが大きかったわけですが、少なくとも現時点でみると海外情勢、グローバルな経済指標からは円安にいく方向性はなさそうです。そこにマイナス金利が効果より先にまず副作用が働いて...ですからトンデモナイ。想定される最低ラインの115円なんて簡単に割り込みました。
しかし、今年はびっくりぽんが「ぽん」では火は消えず、さらに大爆発=「ボン(BOMB!)」というのが多すぎますね。
芸能界や政界についてのBOMB!は、週刊文春の活躍が大いに関係していると思いますが、そんな流れを世界経済まで引っ張って欲しくはありませんが(笑)。
さて、今週月曜日にはこんなセミナーをしました。
有料でやったセミナーなので内容については触れませんが、セミナー後の懇親会で参加者頂いた方と話してみると、やはりフランチャイズというビジネスに対しての誤解が多い、と痛感します。
私としてはいつも思って、いつも話していることなのですが、「全く逆に考えていました!」という声も多く頂くわけです。
「フランチャイズ」というビジネスの解釈が人によってかなり限定的に固定されており、柔軟に考えられないのが原因だと思います。
そこで、一度このBlogでも紹介したと思いますが、もう一度この本を紹介。
アメリカで1961年に発刊され、日本で1966年に発売されています。昭和41年、丁度竹村が産まれた年ですね。50年前、ということです。
1961年にアメリカはフランチャイズ・ブームだったのです。乗り遅れるな!という感じです。
この本が伝えているメインテーマは、
フランチャイズは商売の最後のフロンティアだ!
ということです。アメリカらしいですね(笑)。
こんな曲をBGMにフランチャイズを目指せ!というところです。
さて、本の冒頭はフランチャイズ・ブームが目下進行中、として最初の事例で出てくるのは、ミスタードーナツ創業者のハリー・ウィノカーが直営店拡大のための銀行融資を断られ、フランチャイズという道を選択するところから始まります。
直営店を増やすお金のない、しかし40種のドーナツを出す繁盛店のレシピを持ってる男のサクセス・ストーリーがここから始まるわけです。
で、この本を今回紹介したのは、巻末資料をみて欲しいからです。
巻末には「米国フランチャイズ一覧」という資料があり、そこには300の本部が出ているわけですが、その「業種」に注目したいのです。幅広いなんてレベルを超えて、ほぼ全ての職業、業種がフランチャイズになっている、というイメージです。
工場から商店、そして研究職、技術職、士業から風俗まで、なんでもFCです(笑)。
フランチャイズ化できる業種とできない業種がある、という考え方は一旦捨てるべきだと思います。
そもそもフランチャイズ化できない、ということは「その商売で儲ける技術がない」ということですから、先行きはない気がします。
本業の収益をいかに上げていくか?を考えるということは、競合他社との競争に勝って市場をとっていくか?ということです。
本日はこんなところで。